Googleサジェストの削除方法や表示の仕組みを解説

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Google検索エンジンで企業名や個人名などのキーワードを入力しているときに表示されるGoogleサジェストにネガティブなイメージをもたらすキーワードが表示されてお困りの方はいませんか?

例えば、会社名や商品名をインターネットで検索すると、「やばい」「悪質」「効果ない」「欠陥」「パワハラ」などの不適切なキーワードが表示される。
また、個人名で検索したときに、「逮捕」「裁判」「詐欺」「離婚」「整形」といった事実と異なるキーワードが表示される。

このようなネガティブなサジェストや事実と異なる情報が表示される問題を解決するためには、適切にサジェストの削除対策を行うことが重要です。
マイナスなイメージを連想させるサジェストを削除したいと考えている方は、まずはGoogleサジェストについて理解し、正しい方法や手順で対策を進めることが必要不可欠です。

サジェストや関連ワードは検索する人にとって便利な機能ですが、検索される側にとっては企業や個人、商品やサービスの印象を大きく左右する情報になりえます。
もしも、会社名や商品名でネガティブなサジェストや関連ワードが表示される場合、企業や個人のイメージダウンにつながり、会社の業績や個人の人生に悪影響が出ることがあります。
Googleサジェストのキーワードが汚染されている状態のままにしておくと、企業やサービスにとって大きな損失を被ってしまう可能性があるのです。

では、Googleサジェストに表示されてしまったネガティブなキーワードを削除するにはどうすれば良いのでしょうか?
このページでは、Googleサジェストの仕組みや削除方法についてご説明します。

他検索エンジンでお困りの方は、Yahooサジェストの削除または、Bingサジェストの削除をご参照ください。

Googleサジェストとは?

まずは「Googleサジェスト」正式名称:Googleオートコンプリートについて解説します。

Googleサジェストとは、Google検索エンジンでキーワードを入力する際、検索キーワードに関連するキーワードを予測し自動表示してくれる機能のことです。

検索ユーザーがキーワードを入力している途中に、Google検索エンジンがオートコンプリートとして候補となるクエリ(キーワード)を表示します。
例えば、検索窓に「サジェ」と入力すると、「サジェスト」「サジェスト汚染」「サジェストキーワード」など、入力したキーワードから次のキーワードを予測し自動で表示してくれます。

このサジェスト「Suggest」という言葉を英語で直訳すると「提案する」という意味になります。
文字通り、ユーザーが検索窓に入力したキーワードに関連するキーワードを検索エンジン側が予測し検索候補として自動で提案してくれるのがサジェストです。
ユーザーは、キーワードを最後まで入力しなくても表示されたキーワードをクリックすれば検索することができるため、調べたい情報を簡単に素早く検索できます。

Googleサジェスト

Googleサジェストは、正式名称「オートコンプリート」と呼ばれており、Googleによると以下のように定義されています。

Google のオートコンプリート候補の仕組み
オートコンプリートは、検索キーワードの入力を高速化する Google 検索の機能です。Google の自動システムが生成する候補により、ユーザーは検索しようとしているキーワードの入力をすばやく完了して、時間を節約できます。

引用元:Google のオートコンプリート候補の仕組み(Google検索ヘルプ)

以下の「Google 検索 ヘルプ」ページにもオートコンプリートについての説明が記載されています。

Google の予測入力候補を管理する
オートコンプリート候補を使用すれば、Google 検索で語句をすばやく入力できます。また、特定のオートコンプリート候補を無効および削除することも、実際に表示される候補に関して問題を報告することもできます。

引用元:Google の予測入力候補を管理する(Google検索ヘルプ)

Googleサジェストの仕組みや特徴

まずはGoogleサジェストの仕組みや特徴について理解を深めましょう。

Googleサジェストが表示される仕組みは、いくつかのアルゴリズムにより決定されます。
また、Googleサジェストは、検索するデバイスや場所、時間帯など、検索環境により異なるサジェストを表示する特徴があります。

Googleサジェストが表示される仕組み

Googleの検索エンジンは、ユーザーがこれまでに検索したキーワードを蓄積し、「検索クエリ」としてデータベースに保存しています。
これに基づいて、検索窓に表示される関連キーワードが決定されます。
サジェストや関連ワードは、各検索エンジンのアルゴリズムによって自動生成されます。
その具体的な仕組みは公開されていませんが、一般的には入力された検索キーワードと一致する情報を探して表示される仕組みになっています。

Googleオートコンプリート候補の仕組み
・クエリの言語
・クエリが実行される場所
・クエリで注目を集めている関心事
・ユーザーの過去の検索

引用元:Google のオートコンプリート候補の仕組み(Google検索ヘルプ)

検索クエリは、検索結果でどのサイトが上位に表示されるかを決定する重要なデータであり、検索エンジンのアルゴリズムにとって不可欠です。
Googleのサジェストは、検索する場所や時間、そしてユーザーの検索傾向によって変化します。
また、キーワードと関連性の強いページの数も影響を与えます。
ネガティブなキーワードが表示される場合、その対策としてポジティブな情報を発信することで改善の可能性があります。
各検索エンジン(Google、Yahoo!、Bing)には多少のアルゴリズムの違いがありますが、サジェストの表示には主に検索回数や関連する検索情報の多さが影響すると考えられます。

Googleサジェストが表示される場所

Googleサジェストが表示される場所は大きく2つあります。
1つが検索窓にキーワードを入力しているときに表示される「オートコンプリート」。
もう1つがキーワードを検索したページに表示される「関連キーワード(他の人はこちらも検索」です。

①Googleオートコンプリート

Googleサジェストというと一般的にはGoogleオートコンプリートのことを指します。
Googleオートコンプリートは、検索窓にキーワードを入力しているときに下に表示される場所です。

1. Googleオートコンプリート(パソコン検索時)

Googleオートコンプリート(パソコン検索時)

2. Googleオートコンプリート(スマートフォン検索時)

Googleオートコンプリート(スマートフォン検索時)

②Google関連キーワード

Google関連キーワードは、キーワードを検索した結果ページに表示されます。
「他の人はこちらも検索」や「関連性の高いキーワード」などと表記されますが、これらを総称してGoogle関連キーワードと呼びます。

1. Google関連キーワード(パソコン検索時・上部)

Google関連キーワード(パソコン検索時・上部)

2. Google関連キーワード(スマートフォン検索時・上部)

Google関連キーワード(スマートフォン検索時・上部)

3. Google関連キーワード(パソコン検索時・下部)

Google関連キーワード(パソコン検索時・下部)

4. Google他の人はこちらも検索(スマートフォン検索時)

Google他の人はこちらも検索(スマートフォン検索時)

5. Google関連キーワード(検索結果ページで検索窓をクリックしたとき)

Google関連キーワード(検索結果ページで検索窓をクリックしたとき)

キーワードを検索した検索結果ページで上部の検索窓をクリックすると、関連キーワードから抽出されたキーワードが表示されます。
この場所を対策されたい場合は関連キーワードを対策することになります。

パソコンとスマートフォンなどデバイスによる違い

入力する際に表示されるGoogleサジェストのキーワードは、パソコンやスマートフォン(タブレット)などデバイスによって表示が異なります。
ですので、PC(パソコン)で入力する際に表示されるGoogleサジェストのキーワードは、SP(スマートフォン)やタブレットで入力する際に表示されるGoogleサジェストのキーワードは異なる表示結果となります。

キーワード「オートコンプリート」PC(パソコン検索)

キーワード「オートコンプリート」PC(パソコン検索)

キーワード「オートコンプリート」SP(スマートフォン検索).png

キーワード「オートコンプリート」SP(スマートフォン検索)

上記の画像をご覧ください。
PCとSPでGoogleサジェストに表示されているキーワードの順番が違ったり異なるキーワードが表示されていることがお分かりいただけるかと思います。

検索する地域での表示の違い

入力する際に表示されるGoogleサジェストは、検索キーワードを入力する地域によってGoogleサジェストに表示されるキーワードが異なります。
また、同じ都道府県内であっても異なる地域によってGoogleサジェストに表示されるキーワードは異なるケースがあります。
※入力するキーワードや入力する地域によりGoogleサジェストが同じ表示キーワードになるケースもあります。

キーワード「美容室」検索地域:東京都渋谷区

キーワード「美容室」検索地域:東京都渋谷区

キーワード「美容室」検索地域:大阪府大阪市

キーワード「美容室」検索地域:大阪府大阪市

上記の画像をご覧ください。
東京都渋谷区と大阪府大阪市では異なるキーワードがサジェストに表示されていることが分かります。

GoogleサジェストとYahooサジェストの表示の違い

キーワード「美容室」Yahoo入力補助

キーワード「美容室」Yahoo入力補助

GoogleサジェストとYahooサジェストは、それぞれ異なる別々のアルゴリズムにより表示されるキーワードが決定されます。
その為、Googleサジェストに表示されるキーワードとYahooサジェストに表示されるキーワードは異なる結果となります。

Yahooサジェストについては、Yahooサジェスト削除のページをご覧ください。

Yahooサジェスト削除

Googleのサジェスト汚染とは?

このようにGoogleサジェストは、検索ユーザーにとって便利な機能である反面、ネガティブなキーワードが表示されることにより風評被害を及ぼす可能性があります。

Google検索エンジンに表示されるサジェストは、事実であるか否かに関わらず、検索エンジンのアルゴリズムによって関連するサジェストが自動的に生成され表示されます。
これは、ユーザーがどのような意図で検索しているかを連想するのではなく、検索エンジンが特定のキーワードやフレーズを「検索ニーズが高い」と判断するためです。

例えば、ある特定のキーワードが「ブラックなワード」と一緒に頻繁に検索される場合、検索アルゴリズムはその組み合わせが人気がある、または関心が高いと認識します。
これにより、そのブラックなワードが含まれたネガティブなサジェストが表示されることになります。
つまり、検索ユーザーに悪意がなかったとしても、多くの人がその組み合わせを検索することで、結果としてサジェストがネガティブなキーワードで汚染されてしまうのです。

もしも、Google検索で企業名を入力した際に、「企業名 悪徳」「企業名 ブラック」「企業名 裁判」などと表示されていたら、検索ユーザーはその企業に対してどのようなイメージをもつでしょうか。

Googleサジェスト - サジェスト汚染例

Googleサジェスト – サジェスト汚染例

『悪徳と表示されているから悪いことをする会社なのかな?』
『ブラックと表示されているから労働環境が悪い会社なのかな?』
『裁判と表示されているから裁判沙汰になるような事件を起こした会社なのかな?』

このようなマイナイスなイメージをもたれるのではないでしょうか?

また、企業名を検索する人は何かしらその会社に興味をもっている人です。

その企業に就職や転職を考えている方
その企業と新規の取引を考えている方
その企業の商品の購入を考えている方

全く関係のない人ではなく企業に関係する人が企業名で検索するケースが殆どです。
そんな企業に関係する人にマイナスイメージを与えることは企業にとってもマイナスでしかありません。

このように、企業名や個人名、サービス名や商品名などを検索する際のサジェストにネガティブな風評ワードが表示されている状況を「サジェスト汚染」といいます。

① 企業名や店舗名を入力するとき

サジェスト汚染の被害で最も多いのが企業名や店舗名を検索する際です。
事実に基づかないただの噂でも、インターネット上に関連する情報があれば、ユーザーの関心に応じてサジェストに表示されることがあります。

企業名や店舗名を入力した際のサジェスト汚染例
悪徳、最悪、ブラック、パワハラ、リストラ、裁判、事件、詐欺
ぼったくり、怪しい、反社、事業停止、トラブル、しつこい、ひどい

② 商品名やサービス名を入力するとき

企業名や店舗名以外にも身近な商品名やサービス名はよく検索されます。
例えば、新しい商品を購入しようと検討しているとき、サービスを導入する際の比較検討時など。

商品名やサービス名を入力した際のサジェスト汚染例
解約、ネズミ講、マルチ、ぼったくり・クーリングオフ
届かない、効かない、効果なし、解約できない、つまらない、ステマ

このようなキーワードが表示されると、商品やサービスのイメージが悪化しブランドが損なわれる可能性があります。

③ 個人名を入力するとき

企業名や店舗名、商品名やサービス名だけでなく、サジェスト汚染は個人にもふりかかってくる風評被害です。
最近では、企業の人事担当者が採用の際に、個人名などを検索するケースも増えています。

個人名を入力した際のサジェスト汚染例
逮捕、事件、犯罪、前科、破産、脱税、詐欺
離婚、整形、詐欺、反社、くび、痴漢、トラブルメーカー、暴力

このサジェスト汚染の現象は、特にネガティブな情報や風評被害が広がりやすい状況を生み出します。
例えば、ある企業名と「不祥事」というキーワードが一緒に検索される頻度が高い場合、検索エンジンはその企業名と不祥事を関連付けてサジェストに表示します。
このような状況が続くと、企業のイメージダウンや風評被害が拡大し、目に見えないところで損害が発生している可能性があります。

さらに、このサジェスト汚染は、特定の人物や企業に対する不正確な情報が広がるリスクも伴います。
実際にそのような問題が存在しない場合でも、多くの人が検索することで、あたかもその問題が真実であるかのような印象を与えてしまいます。

これらサジェスト汚染を放置しておくと負の連鎖がはじまる恐れがあり、一早く適切な対策を講じる必要があります。
早期に対策を講じることで、サジェスト汚染による悪影響を最小限に抑えることが可能です。
逆に、サジェスト汚染の状況を放置することで、ネガティブなキーワードが消えにくい状況になり、また、異なる新たなネガティブワードが表示されてしまうことにもつながります。

サジェスト汚染をそのままにしてくことで企業や個人、サービスや商品に対し、様々な悪影響を及ぼし、場合によっては大きな損失につながる可能性があります。

Googleサジェストの削除前に確認すべきポイント

Googleサジェストの削除を対応する前に現在の状況を正確に把握しておく必要があります。
以下のポイントを確認しましょう。

オートコンプリートの設定

Googleサジェストは設定方法によって、サジェストが表示される表示されない場合があります。
いくつかのキーワードを検索窓に入力して、サジェストが表示される設定になっているか確認しましょう。
サジェストが表示されない設定になっている場合は、以下の方法で設定を変更できます。

検索候補の関連性を高めるをオンにする

ブラウザ(GoogleChrome)の右上の・が縦に3つ並んでいる箇所から「設定」をクリックします。

「同期とGoogleサービス」から「検索候補の関連性を高める」をオンにします。

急上昇ワードをオンにする

パソコンでgoogle.comにアクセスします。
リンク先のページの右下にある「設定」から「検索設定」クリックします。

「その他の設定」箇所の「急上昇ワードに基づく予測入力」をオンにします。

シークレットウインドウで確認する

Googleはログインしている状態でサジェストに表示されるキーワードが変わる可能性があります。
様々な環境に左右されない状態で現在のサジェストキーワードを確認されたい場合は、シークレットウインドウ。

シークレットウインドウは、ブラウザ(GoogleChrome)の右上の・が縦に3つ並んでいる箇所から「新しいシークレットウインドウ」をクリックします。
黒い画面が立ち上がるので、そこから検索して確認してみましょう。

検索履歴やCookieを削除する

検索エンジンを利用する際には、ご自身の検索履歴が自動的に保存されることがあります。
キーワードを入力すると、Google検索エンジンが自動生成したサジェストではなく、過去の検索履歴が優先的に表示されることがあるため、どちらが表示されているのか見極めて対応する必要があります。
Google検索エンジン(アプリ)を立ち上げ、Googleアカウントをタップすると検索履歴が表示されるので、検索履歴の削除を実行しクリーンな状態にしておきましょう。

さらに、様々な情報をデータとして保存されているCookieを削除する方法もあります。

閲覧履歴とCookieの削除は、同じ箇所から対応が可能です。
ブラウザ(GoogleChrome)を起動し、画面右上の・が縦に3つ並んでいる箇所から「閲覧履歴データを削除」を選択します。
「プライバシーとセキュリティ」の「閲覧履歴データを削除」の画面が立ち上がります。

ここから閲覧履歴やCookieを削除することができます。
※Cookieを削除するとログイン状態が解除されるなどのデメリットもあるためご注意ください。

なお、パソコンやスマートフォンなど、利用するデバイスによって操作手順が異なるため、詳しい手順については「検索履歴を管理、削除する」を参照してください。

これらの手順を踏むことで、検索履歴やCookieの情報に左右されないサジェストに関する問題を効果的に把握することが可能です。

Googleサジェストの削除方法

では、どのような方法でGoogleサジェストに表示されたネガティブなキーワードを削除することができるのでしょうか?
Googleサジェストからネガティブなキーワードを削除するには、大きく3つの方法が挙げられます。

① Googleに対しサジェストの削除申請をする

Googleサジェストを削除したい場合の方法はいくつかありますが、ご自身で検索エンジンであるGoogleに対して直接、削除を申請することができます。

Googleは、専用のフォームからGoogleオートコンプリートに関して削除リクエストをすることができます。

個人法人問わず誰でも手軽に削除リクエストをすることが可能ですが、削除リクエストが受け入れられサジェストが削除される可能性は低いです。
Google検索エンジンは、利便性や公平性を重視しているため、法律違反や名誉毀損など違法性が高い場合でない限り、キーワードが削除されることは少ないのが現状です。
詳細は、Googleのオートコンプリートポリシーを確認しましょう。
表示されているキーワードがガイドラインに違反しているようであれば、削除申請が有効と判断されることがあります。

また、削除申請は最初の1回目が重要となります。
1度目の申請が通らないからと複数回にわたり申請をしても、Googleからの返信は既に回答済みという内容となり、2回目以降の削除リクエストは効果的ではありません。
不確実な方法ではありますが、1度はトライしてみても良いかもしれません。

Googleサジェストの削除申請方法

Google検索では、オートコンプリート(サジェスト)について、オートコンプリートポリシーというガイドラインを設定しており、このポリシーに違反していると考えられる場合は、Googleサジェストの削除のリクエストをすることが可能です。

Googleでは、以下のような検索候補をポリシー違反の可能性があるとしています。

危険なコンテンツ
・人や動物に気害をもたらす内容
また、それらを助長するような商品やサービスの宣伝に関する内容

ハラスメントコンテンツ
・ハラスメントを助長するような内容
・嫌がらせ、いじめ、脅し、性的内容における不適切な内容

ヘイトコンテンツ
・ヘイトスピーチやその他ヘイトに関する内容

露骨な性的表現を含む検索候補
・露骨な性的表現、卑猥や下品な内容

テロに関するコンテンツ
・特定の集団に対し煽る内容、増悪を容認したり助長する内容

暴力や流血
・検索ユーザーに対し、衝撃や不快感を与えたり、世間を騒がせる内容
・暴力行為や残虐行為を助長するような内容やその被害者を侮辱する内容

下品な言葉や冒涜的表現
・著名人に対する誹謗中傷の内容

その他の固有のポリシー
・選挙に関連する候補
・健康に関連する候補
・名前を示された個人のプライバシーに関する言葉や中傷的な言葉
・重大な悪意のある行為:

オートコンプリートを誰もが便利に使えるように、Google は Google 検索の全般的なポリシーまたは検索機能のポリシーに違反する次のような候補を防ぐシステムを用意しています。

引用元:オートコンプリート ポリシー(Google検索ヘルプ)

Googleが定めるオートコンプリートポリシーに違反していると考えられる場合は、「不適切な検索候補の報告」から削除リクエストを申請することができます。

Google では、不適切な検索候補が表示されないよう最善を尽くしていますが、必ずしも常にそれが実現できているとは限りません。予測入力のポリシーに違反していると思われる検索候補を見つけた場合は報告できます。

引用元:検索候補を報告する(Google検索ヘルプ)

Googleサジェストの削除申請方法 – 手順1

検索窓に該当のキーワードを入力。
検索候補の右下にある「不適切な検索候補の報告」をクリック。

Googleサジェスト削除申請方法 - 手順1

Googleサジェスト削除申請方法 – 手順1

Googleサジェストの削除申請方法 – 手順2

「不適切とされる検索候補はどれですか?」をチェック。
選択した検索候補がどのような理由でガイドラインに違反しているか?を選択し、「送信」をクリック。

Googleサジェスト削除申請方法 - 手順2

Googleサジェスト削除申請方法 – 手順2

以上で、Googleサジェストの削除リクエストは完了です。

Googleサジェストの削除申請方法(法的な問題がある場合)

上記でご紹介したGoogleサジェストの削除申請方法は簡易的な手段です。

Googleも、「フィードバック」と表現しているように、簡易的な報告に過ぎません。
また、申請された内容が必ずしも削除されるわけではありません。

法律に違反していたり、裁判所の命令が出ている場合は、法律に基づきコンテンツの削除を申請することが可能です。

Google は不適切なコンテンツを厳重に取り締まります
法律に違反している、またはお客様の権利を侵害していると思われるコンテンツを Google サービスで見つけた場合は、Google にお知らせください。Google ではそのコンテンツを審査にかけ、コンテンツへのアクセスをブロック、制限、または削除するかどうかを検討します。

引用元:法的な理由でコンテンツを報告する(Google検索ヘルプ)

削除申請は、こちらの「法律に基づく削除に関する問題を報告する」ページから可能です。

入力する項目は「申立人の情報」「権利侵害にあたるとお考えのコンテンツ」「署名」と、大きく3つに分かれています。

1. 申立人の情報

申立人の情報を入力します。

居住国、戸籍上の生命、連絡先メールアドレスは必須項目となっています。

2. 権利侵害にあたるとお考えのコンテンツ

一番、重要な部分です。

権利侵害にあたるとお考えのコンテンツ

権利侵害にあたるとお考えのコンテンツ

このカテゴリは、全ての項目の入力が必須となっています。

コンテンツを見つけるのに使用した検索キーワード

Googleサジェストにネガティブな風評ワードが表示された検索キーワードを入力します。
(企業名や個人名、サービス名や商品名など)

検索キーワードの入力中に表示された、不適切とお考えの予測キーワード

削除を希望するGoogleサジェストに表示された誹謗中傷キーワードを入力します。

権利侵害にあたるとお考えのコンテンツが表示される国

デフォルトで「日本」となっていますので、このままでOKです。

ご自身の国で適用される法律に従いその検索候補が違法となる理由をできる限り詳しくご説明ください

削除を希望するGoogleサジェストに表示されたキーワードが、どのような法律に違反しているのかを説明します。
法律に違反している理由になる為、専門的な知識が必要となってきます。

スクリーンショットを添付

全ての項目を入力したら、削除を希望するGoogleサジェストキーワードが表示されている画面のスクリーンショットを添付します。

虚偽の申告でないことへの同意

最後に、入力した内容が虚偽の申告でないことに同意ます。

3. 署名

内容を確認いただき問題なければ、電子署名をし「送信ボタン」をクリックしたら完了です。

Google削除リクエスト申請後

Googleから申請受理完了の自動返信メールが届きます。

自分で削除申請を行うと、申請が認められれば通常1ヶ月程度でGoogleサジェストが削除されます。
しかし、削除されない場合は他の方法を検討することが推奨されます。

削除申請をしたからといって必ず削除されるわけではない

削除が認められるためには、明確な権利侵害を証明する必要があり、特に「評判」「口コミ」など曖昧なキーワードは法的根拠を証明することが難しく、申請が却下されることが多いです。

また、Googleからサジェスト削除申請に対する回答がすぐに来るわけではありません。
通常、1~2週間程度の待機が必要です。結果を急ぎ過ぎて何度も同じ内容で問い合わせることは避けるべきです。
何度も削除申請を出すことでスパム判定されるリスクがあり、削除依頼が無視される可能性が高くなります。

削除申請後、Googleから削除可能かどうかの結果がメールで通知されます。
通知までの日数は数日から数か月と様々です。
申請時には自動送信メールが届き、これで申請が完了したことが確認できます。削除可否の連絡は早ければ1ヶ月前後、遅ければ数か月かかることもあり、弊社の経験では1~4か月ほどかかるケースがありました。

以下、Google検索ヘルプのコミュニティでも、Googleサジェストの削除申請をしたけれど削除対応してもらえなかったという相談があります。

Googleへ不適切なサジェストの削除依頼の申立をしても対応してもらえません

このように、Googleにサジェストの削除申請をしたからといって、必ずしも削除対応してもらえるわけではありません。

② 弁護士など法律の専門家に依頼する

最近では、インターネット上での風評被害について裁判のニュースを耳にする機会も増えてきました。
そのような背景から風評被害を専門に取り扱う弁護士も増えています。

ただし、弁護士へ支払う報酬が高額になることは言うまでもありません。
弁護士へお問い合わせする際は、相談料や着手金、その他の費用を含め総額で発生する金額は事前に確認しましょう。
相談料や着手金を支払ったが、いつになっても削除されないというトラブルやご相談も増えています。

サジェストからネガティブなキーワードが消えた場合にのみ完全成功報酬で受けてくれる弁護士や期限を決めて取り組んでくれる弁護士であれば金額次第ですが依頼を検討してもいいかもしれません。

また、法的処置や削除請求はしやすい一方、「口コミ」や「評判」など、明らかに権利侵害であると判断されないキーワードの削除は困難です。

なお、弁護士とはクライアントと直接契約をする必要があります。

弁護士法では、弁護士を紹介したり仲介することで報酬を受け取ることは厳しく禁止されています。
風評被害対策業者に依頼したが、実際は「依頼主」⇒「風評被害対策業者」⇒「弁護士」という構造の場合、非弁行為で違法となる可能性がある為、注意が必要です。

③ 風評被害対策の専門業者に依頼する

Googleサジェストの削除は、風評被害対策の専門業者への依頼が確実です。

私たち「風評ワード解決.com」もGoogleサジェスト削除対策を得意とする専門企業です。

「風評ワード解決.com」が選ばれる3つの理由にも明記していますが、迅速対応をお約束し高い成功確率で削除対応します。
費用も定額制になっている為、計画的にご利用いただけます。
※サジェストが消えた場合にのみ費用が発生する成果プランもご用意がございます。

直近一年間でGoogleサジェストが消えなかったケースはなく、高い削除成功率でクライアントからご好評です。

「風評ワード解決.com」は、サジェストに15年以上関わるメンバーが集結したチームです。
これまで、GoogleサジェストやGoogle関連キーワードの研究とサービス展開を行ってまいりました。
その結果、サジェストおよび関連キーワードの非表示対策において、95%以上という高い成功率を誇っています。
サジェストや関連キーワードのアルゴリズムは日々アップデートされ、頻繁に変わることがありますが、私たちは常に最新のロジックを把握し、迅速に対策に反映しています。
そのため、常に安定した高品質なサービスを提供することが可能です。

また、私たちのサービスは多岐にわたり、中小企業はもちろん、大手企業や上場企業、個人の方まで幅広いお客様にご利用いただいております。
お客様のニーズに応じたカスタマイズ対応も行っており、どのような規模や業界のお客様でも満足いただける結果を提供いたします。
私たちの経験と専門知識に基づくアプローチにより、効果的な非表示対策を実現し、貴社のブランドイメージを守るお手伝いをいたします。

Googleサジェスト削除対策の注意点

ここまでGogoleサジェストを削除する方法についてご紹介しましたが、サジェスト削除を本当の意味で成功させるために注意しておくことがあります。

風評そのものをなくすことはできない

サジェスト削除対策は、表示されているネガティブなキーワードを削除する対策です。
風評そのものをなくす対策ではありません。

風評状況を根本から改善するためには、ネガティブなサジェストが表示された原因を解決する必要があります。
風評の根本となる原因を突き止め、その原因となった問題を解決することが必要です。

社内の管理体制を見直しコンプライアンスを徹底することで、サジェスト汚染の根本となる問題を解決し、ネガティブなサジェストが表示されない状況をつくりましょう。

対策を止めると、再表示される可能性がある

一度、ネガティブなサジェストが消えても、サジェスト汚染の根本となる原因が解決されていない場合、再表示される可能性があります。

サジェストにどのようなキーワードを表示させるかは、各検索エンジン(GoogleやYahoo)のアルゴリズムが決定します。
このアルゴリズムがサジェストに表示されているキーワードを更新するタイミングが定期的にあり、一度消えても定期的な更新により、再表示される場合があります。

サジェストにネガティブなキーワードが表示されている根本の原因を解決しない限り、継続したサジェスト削除対策が必要となります。

Googleサジェストの削除は、サジェスト削除の専門業者へのご相談をご検討してみてはいかがでしょうか。

私たち「風評ワード解決.com」もGoogleサジェストの削除対策が可能です。

Googleサジェストの削除対策は、削除成功率が高く、直近の対策実績としてGogoelサジェストが消えなかったことはございません。

まとめ:Googleサジェストの削除について

本記事では、Googleサジェストの仕組みやGoogleサジェスト汚染の危険性、サジェストの削除申請などサジェストを削除する対策の方法についてご紹介しました。

Googleサジェスト汚染の状態を放置しておくことは危険
Googleサジェストの汚染状態は、企業やサービスに様々な損害を与える可能性がある

Googleサジェストは削除することが可能
削除申請には、簡易の申請と法的な問題がある場合の申請の2つの削除申請方法がある。

削除申請が通らなかった場合はサジェスト汚染の専門業者に相談する

弊社は、Googleサジェスト削除を専門とするプロフェッショナルです。

Googleサジェストが汚染されてお困りの方は、以下のお問合せフォームより、お気軽にお問い合わせください。

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