サジェスト対策で風評ワードが消えた事例(建設業界)
以前に不動産業界におけるサジェスト汚染対策の事例をご紹介しましたが、今回は近しい業界である建設業界の対策事例をご紹介いたします。
今回の事例は、クライアントご自身が身に覚えのある風評ワードが表示されていたケースです。
ご相談をいただいたクライアントは、過去に行政処分を受けたことがありました。
一括りに「行政処分」といっても、処分が軽い「勧告」から処分が重い「許可取消」まで処分内容は様々です。
また、処分となった理由も様々で「許可要件の欠落」や「取引先の整備不要」などもあれば「刑法違反」や「法令違反」と複数あります。
クライアントが行政処分となった具体的な処分内容や処分理由は控えさせていただきますが、組織ぐるみで違反をしているような悪質なものではなく、処分内容自体も比較的軽いものでした。
行政処分がくだされた以降、会社名を検索すると「行政処分」といったキーワードがサジェストに表示されていましたが、クライアントは社内の管理体制の見直しを実施し、またコンプライアンスの徹底を図ることで、時間の経過と共に消えるだろうと考えていたといいます。
ところが、何年経ってもネガティブなサジェストワードが消えることはなく、それどころか「行政処分」以外にもマイナスなキーワードが表示され続けるという結果になりました。
「行政処分」というワードはインパクトがあり、「行政処分」イコール「業務停止」や「許可取消」と勘違いされることも多く、取引先や関係者からは悪質な会社と思われることもあります。
また、建設業界はコンペの参加や入札で発注が決まることが殆どで、サジェストに表示し続ける「行政処分」というキーワードが、発注を決定するための審査でマイナスに働いたこともあったのでは?と考えることもあったといいます。
サジェスト汚染だけが原因ではないかもしれませんが、処分前に比べるとコンペで負ける率が増え、それに伴い業績が下降傾向になったことで、社内や社外にも不穏な空気が流れていたことは間違いありません。
ネガティブなサジェストキーワードが自然に消えることに期待していましたが、何年経っても消えることはなく、本格的に問題を解決しようと弊社にご相談をいただいたという経緯になります。
弊社では、先ず、現状、どのようなネガティブなキーワードが表示されているのかを調査。
対象(入力/検索)キーワードにおける風評ワードを洗い出し、解決策をご提案しております。
今回のケースでは、Googleサジェストに加え、Google関連キーワード、またYahooサジェストにもネガティブワードが確認できました。
ただ幸いにも、ネガティブキーワードの確認ができた対象キーワードは多くなく、シンプルに「会社名」と「株式会社会社名」の2キーワードを対策することになりました。
(株式会社の有無は別キーワードとして認識されます)
対策開始後、Yahooサジェストは1週間でネガティブワードが消え、Googleサジェストは1ヶ月でネガティブワードが消えました。
Google関連キーワードは、YahooサジェストやGoogleサジェストに比べると消えるまでの時間を要しましたが、アップデートのタイミングもよく、約4ヶ月で風評ワードを一掃することに成功しました。
YahooサジェストやGoogleサジェストは、アップデートのタイミングでネガティブワードが復活することもありましたが、サジェスト対策を継続することで現在は再表示されることは少なくなりました。
現在は、サジェスト汚染が解決されたことで、同社に対するマイナスなイメージが払しょくされ、コンペの勝率は上向きとのことです。
ネガティブなサジェストワードが表示されている原因となった社内の問題を解決することで、サジェストワードが自然にクリーンな状態に戻ることもあります。
しかし、今回のケースのように、社内体制を見直し是正をしても、何年もサジェスト汚染が残るケースもあります。
サジェスト汚染にお困りの企業様がいらっしゃいましたら、先ずはお気軽にご相談ください。
弊社の直近の削除成功率は100%で、サジェスト汚染が解決しなかったケースはございません。
風評状況のリサーチおよびご提案までは無料で実施しております。
お問い合わせ
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